フジテレビの「月9」はなぜつまらなくなったのか。

2004/07/20 12:14 Written by コ○助

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と、コ○助が言っているわけではなく、ゲンダイにこんな感じの記事が出ていたなり。現在放送されている仲間由紀恵主演の「東京湾景」の視聴率が、初回の17.7%から第2回は14.3%に大幅ダウン。この「月9」枠は長年絶対的な強さを誇っており、他局の裏番組の視聴率が「月9」を上回ることはほとんど無かったなりが、「東京湾景」の第2回は裏で放送されていた日本テレビ系の「キスだけじゃイヤッ!」(15.7%)に負けてしまったというなりよ。この視聴率低迷について、ゲンダイの記事では「『東京湾景』は韓国ブームに便乗しただけの安直な設定で作られたドラマなので、この結果は当然」という論調。まだ第3回の放送が終わったばかりなので「ダメ」という烙印を押すには早い気もするなりが、確かに安直な感は否めないなりよね。

コ○助も初回から全部見ているなりが、「母子の恋愛模様が揃いすぎな不自然さ」「出会い系を介する設定の今さら感」「ステレオタイプ的なブルーカラーとホワイトカラーの恋」といった具合に、「在日韓国人と日本人の国境を越えた恋」という主題以前に気になってしまう問題があるように思うなり。往々にしてドラマは非現実的な要素が必要なのは分かるなりが、「東京湾景」に関しては、どうも無理矢理に要素を詰め込んでいるのが見え見えなりね。そこら辺があまり上手くないのかな、と。このドラマの脚本はプロデューサーの栗原美和子が兼任しているなりが、やはりプロの脚本家ではない分、安直な設定を次々と詰め込む結果になっているのかもしれないなり。

また、主演の仲間由紀恵も、こういった普通の人の役をやると、普通の女優になってしまうなぁ、と感じるなり。「トリック」(テレビ朝日系)や「ごくせん」(日本テレビ系)のようなキャラ有りきのドラマだと輝いて見えたのに、「東京湾景」の仲間由紀恵は、なんだか鼻が詰まったような話し方の、あまり上手くない女優さんといった印象を受けてしまうなりよ。映画「g@me」の仲間由紀恵は普通の人の役ながら、結構良かったので「東京湾景」にも期待をしていたなりが、今のところちょっと肩すかしを食らった感じなりね。何が悪いなりかねぇ。まあこれも単に役のキャラクター設定の問題なのかも。

「月9」ドラマは、コ○助もかれこれ結構長い期間に渡って見続けているなり。初めて最初から最後まで夢中になって見たのは1989年の「同・級・生」なので、もう15年くらいなりか(笑)。以降、年4本放送される「月9」ドラマのうち、最低でも2本ずつは見ている感じなりね。それだけ「月9」枠のドラマを見てきた雑感としては、確かに「月9」ドラマは名作ドラマと呼ばれるだけの作品を輩出してきたし、歴史の残る視聴率を記録した作品もたくさんあるなりよ。でも、実は低視聴率に終わった作品も多々あることを忘れてはならないなり。良い機会なので、いくつかピックアップしてみるなりね。

1989年 「同・級・生」(安田成美、緒形直人、菊池桃子) 14.5%
1990年 「日本一のカッ飛び男」(田原俊彦、時任三郎、宮崎ますみ) 15.8%
1992年 「あなただけ見えない」(三上博史、小泉今日子、本木雅弘) 16.3%
1992年 「二十歳の約束」(牧瀬里穂、稲垣吾郎、深津絵里) 16.5%
1993年 「あの日に帰りたい」(菊池桃子、工藤静香、保坂尚輝) 15.4%
1994年 「上を向いて歩こう!」(西田ひかる、舘ひろし、石田ゆり子) 15.5%
1996年 「翼をください!」(内田有紀、反町隆史、水野美紀) 13.6%
1998年 「ボーイハント」(観月ありさ、瀬戸朝香、いしだ壱成) 14.2%
1998年 「じんべえ」(田村正和、松たか子、草剛) 15.9%
1999年 「リップスティック」(三上博史、広末涼子、いしだ壱成) 16.3%
2000年 「二千年の恋」(中山美穂、金城武、宮沢和史) 16.1%
2000年 「天気予報の恋人」(佐藤浩市、深津絵里、稲森いずみ) 14.9%
2001年 「できちゃった結婚」(竹野内豊、広末涼子、石田ゆり子) 15.9%
2002年 「ホーム&アウェイ」(中山美穂、小泉孝太郎、西田尚美) 13.8%
2003年 「いつもふたりで」(松たか子, 坂口憲二、長谷川京子) 16.3%
2003年 「東京・ラブシネマ」(江口洋介、財前直見、伊東美咲) 13.2%
2003年 「僕だけのマドンナ」(滝沢秀明、長谷川京子、島谷ひとみ) 13.3%
2003年 「ビギナー」(ミムラ、オダギリジョー、松雪泰子) 15.8%

だいたい15%前後のドラマをピックアップしてみたなりが、2003年の作品が4本、すなわち2003年の「月9」ドラマは全て低視聴率だったということなりね。だいたい毎年のように視聴率を外す作品は出てくるものの、他のクールで1作品は、その年の代表的なドラマと呼ばれるような作品が出てくるのがパターンだったので、たとえ低視聴率の作品があってもあまり目立たなかったと思うなりよ。例えば「二千年の恋」の2000年には「やまとなでしこ」があったし、「できちゃった結婚」の2001年には「HERO」、「ホーム&アウェイ」の2002年には「空から降る一億の星」といった具合。でも、2003年にはそういった高視聴率作品が出なかったことが、「月9」ドラマの評判を一気に落とすことになったと考えられるなり。

ちなみに。今年の「月9」ドラマはすでに「東京湾景」で3作品目なりが、前2作の視聴率を見てみると。
2004年 「プライド」(木村拓哉、竹内結子、市川染五郎) 24.9%
2004年 「愛し君へ」(菅野美穂、藤木直人、伊東美咲) 17.1%
と、そんなに悪い流れでは無いなりね。例年、1作品は必ず視聴率を外した作品があると仮定すれば、「東京湾景」の視聴率が悪いからといって、それが即「月9がつまらない」ということには繋がらないように思うなり。

とはいえ、まだまだ「東京湾景」も第3回の放送が終わったばかり。これから盛り返していく要素があるかもしれないし、終わってみれば、意外と「愛し君へ」くらいの平均視聴率を取るかもしれないなりよ。今年の「月9」ドラマの中でどのような位置づけになるのかを見届ける意味でも、コ○助ももう少し見続けてみようと思うなり。

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